UniCasa編集部のみなみです!今回は吹き抜けのある家を建てたい人に向けた記事をご紹介します!
吹き抜けのある家は、明るく大きく感じられる空間が特徴的ですよね。注文住宅を建てる際に、吹き抜けを希望する方も多くいると思います。しかし、吹き抜けのある家にはメリットだけでなく、デメリットも存在します。吹き抜けのある家を検討する前に知っておくと良い、吹き抜けのメリットデメリットと注意点について今回はご紹介します。

吹き抜けとは?
まず吹き抜けのある家とはどんな建物なのか?吹き抜けとは建物内に高い天井を持つ部分があり、その天井の上下に空間がつながっている構造のことを指します。通常、一般的な天井の高さよりも2階分以上高くなっており、上下階の床や壁がないため、空間が開放的になっています。このような設計は、建物の内部に広がりや開放感を与え、建物の美しさやデザイン性を高める効果があり、一般的にリビングルームやダイニングルームなど、家族が集まる場所に設けられることが多いです。

吹き抜けのある家の4つのメリット
1. 開放感のある空間
吹き抜けがあると、天井が高く広い空間が生まれます。そのため、家全体が開放的な雰囲気に。
吹き抜けがあると、圧迫感がなく快適な居住空間を作ることができます。
2. 自然光の活用
吹き抜けによって上部から自然光を取り入れることができます。そのため、電気代の節約にもつながります。また、自然光は人間の目に優しく、快適な空間を生み出します。
3. デザイン性がある
吹き抜けがあることで、部屋のデザイン性が高まり、高級感が演出されます。開放的な階段を入れたりなど、奇抜なアイデアも取り入れやすくなり、デザイン性が高い家を建てることができます!
4. 家族とのコミュニケーションが増える
吹抜けは1階と2階に繋がりが生まれ、家族の気配を感じやすくなります。吹き抜けにはリビング階段との相性も良いので、家族の様子がわかりやすく、コミュニケーションもとりやすくなります!

吹き抜けのある家の3つのデメリット
1. 冷暖房費用が高くなる
天井が高いため、冬場は暖かい空気が上に上がってしまい寒く感じ、夏場は窓から入る日差しが強いため暑くなってしまう場合があります。そのためエアコンの使用時間が増えていき、暖房や冷房による冷暖房費用が高くなる可能性があります。
2. 音やにおいの問題
吹き抜けがあると、上からの音が下の部屋に響くことがあるため、騒音が問題になることがあります。空間が仕切られていない分、テレビの音や生活音が広がりやすいので、家族間で生活スタイルが大きく違ってくると騒音が気になり生活しにくくなる場合があります。また食事の臭いも仕切りがない分広がりやすく、音と同様に2階まで届きやすくなり臭いが気になる場合があります。
3. メンテナンスが大変
天井が高いため、照明器具の交換や天井の清掃が困難になる場合があります。柄が伸びる長いモップや脚立などを準備すれば自分で掃除することも可能ですが、場合によっては業者に依頼したり、足場を設けなければならない場合があり、掃除一つでコストがかかってしまう場合もあります。
吹き抜けのある家にする場合の注意点
1. 断熱性能の確保
吹き抜けは高い天井のため、熱が逃げやすく、冷暖房効率が悪くなることがあります。そのため、十分な断熱性能を備えた建材や設備を使用し、適切な断熱処理を行うことが重要です。外気に面する断熱をしっかりととり、熱の移動を小さくするようにしましょう。
2. 空気を循環させる
吹き抜けのある家は「換気」も重要なポイントです。縦に長い空間は上下での温度差があるので、断熱対策とともに換気のことも考える必要があります。換気経路を計画したり、上下の温度を均一にさせるシーリングファンを回して空気を循環させるとより良い吹き抜けの空間になるでしょう。
3. 安全性の確保
高い位置にある吹き抜けは、転落などの危険性があります。そのため、手すりや柵を設置するなど、安全性を確保することが必要です。小さい子供がいる家庭はさらにネットを使用して落下防止対策をするといいでしょう。

最後に
今回は、注文住宅で吹き抜けのある家を建てるメリットデメリットと注意点についてご紹介しました!家全体が開放感のある空間になる、自然光を上手に取り入れられる、デザイン性が高まるなど、メリットはたくさんあることがわかりました。しかし冷暖房費用が高くなったり、音やにおいの問題もあるので、自分たちのライフスタイルや好みに合わせて、吹き抜けのある家を建てるかどうか検討してみてください。

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