UniCasa編集部のみなみです!旗竿地とは、路地のような長く狭い形をした土地のことで、不動産市場では価格が抑えられていることが多く、家を建てるなら手ごろな価格で買える魅力的な場所です。しかし、旗竿地に家を建てることには、いくつかのメリットとデメリットがあります。この記事では、旗竿地に家を建てるメリットとデメリットについて、旗竿地に家を建てたい人に向けて紹介します!
旗竿地とは?
旗竿地(はたざおち)とは、細い路地を通った先にある奥まった土地のことです。旗を竿につけたような形状をしていることから「旗竿地」や「旗竿敷地」と呼ばれます。または「路地状敷地」「敷地延長」などと呼ばれることもあります。

旗竿地の3つのメリット
1. 低価格で購入できる
旗竿地は通常の土地と比べて低価格で買えることが魅力です。価格は相場の2〜3割程度の場合が多く、場合によっては5割ほど安いこともあるほどです。
2. プライバシーの確保ができる
旗竿地は、道路から距離がある場所に広い敷地があるため、通常の住宅よりもプライバシーの確保がしやすいです。通行人から家の中や洗濯物が見えることが少なく、隣の家からも生活が見えづらくすることが可能です。
3. 騒音が軽減できる
旗竿地は道路と建物の距離があいているため、車やバイクなどの騒音が軽減されます。特に、交通量の多い道路に面している場合は、旗竿地のほうが静かで快適に暮らせます。

旗竿地のデメリット
1. 日当たりが悪くなる
旗竿地は周囲が住宅なため、日当たりがよくない場合が多いです。特に、周りに高い建物が多い場合は日光が全く当たらない場合もあります。そのような場合は、リビングを2階にするといった工夫や採光窓の配置に注意する必要があります
2. 防犯面に不安がある
建物が敷地の奥にあるため、敷地内に侵入されると目撃されにくく、防犯面に不安があります。そのため、防犯カメラを設置するなどして、防犯面を向上させることが重要です。
3. 駐車場のスペースが限られる
旗竿地は間口が狭い土地のため、駐車場のスペースが限られます。特に自動車通勤や車社会で暮らす人にとっては不便です。
3. 建築費が高くなる可能性がある
旗竿地は間口が狭い土地のため、資材の運搬や重機の搬入が難しく、建築費や解体費が高くなります。特に重機が利用できない場合には、重機で行う作業を人手で行う必要があるため、人件費が上がり費用が高くなります。また、新しく建築する場合には、水道などのインフラ関連の工事を新たに行う必要がある場合もあります。

旗竿地に家を建てる時の工夫
旗竿地に家を建てることはメリットだけではなくデメリットも多くあります。そのため、旗竿地に家を建てる時には予算・ 立地・ 日当たり・防犯・ 建築基準などを慎重に考慮して購入し、工夫する必要があります。
▼ 旗竿地に家を建てる時の工夫 まとめ ▼
・窓を大きくして光を取り込む
・天窓や高窓を設けて上から光を取り込む
・吹き抜けや中庭を作って空間を広げる
・2階リビングにすることで日当たりの良い空間を確保する
・格子やカーテンなどでプライバシーを守る
・防犯カメラを設置する
旗竿地は一見魅力的な土地ですが、安易に購入せず、十分な調査や相談を行って、自分や家族に合った土地かどうか判断する、ことをおすすめします。

最後に
旗竿地に家を建てることには、手ごろな価格やプライバシーの確保などのメリットがあります。しかし、狭小な敷地面積や建築条件が制限されるといったデメリットもありました。旗竿地に家を建てる場合は、自分の希望や予算をもとに細心の注意を払い、将来的に後悔のないように建築計画を考えることが必要です。旗竿地に家を建てたいと思っている人は、メリットデメリット・工夫することを把握して、建築計画を立てていきましょう!
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